正閏せいじゅん)” の例文
かれこれするうちに、頼母木と三木を対比して、正閏せいじゅん論まで起こるありさまとなった。三木の運動困難と苦心は測り知るべきであろう。
春宵因縁談 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「今こそ、皇帝の御位について、漢朝の正閏せいじゅんを正し、祖廟そびょうの霊をなぐさめ、またもって、万民を安んずべき時でありましょう」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)