止宿人おきやく)” の例文
公然おもてむきの営業はめて、牛込は神楽坂裏の、或る閑静な所に移つて素人下宿をやるといふ事になつて、五十人近い止宿人おきやくの中、願はれて、又願つて、一緒に移つたのが八人あつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
止宿人おきやくの方でも、根が愚鈍な淡白きさく者だけに面白がつて盛んに揶揄からかふ。
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
止宿人おきやくの方でも、根が愚鈍な淡白者きさくものだけに面白がつて盛んに揶揄からかふ。
菊池君 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)