欠々かけかけ)” の例文
のみの歯形を印したる、のこぎりくずかと欠々かけかけしたる、その一つ一つに、白浪の打たで飜るとばかり見えて音のないのは、岩を飾った海松みる、ところ、あわび、かきなどいうものの、夜半よわに吐いた気を収めず
悪獣篇 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)