欝込めいりこん)” の例文
丁度こんな毒々しい考に気が欝込めいりこんだ或宵のことであつた。彼は、いつまでも物を云はない、いつまでも動くもののない——子供はとうに寝入り込んで居た——夜の寂寞に堪へられなかつた。
夜烏 (新字旧仮名) / 平出修(著)