“樹波”の読み方と例文
読み方割合
きなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と六音のうちに、何百何千の人間のたましいが一声ごとに洗われてゆくように、そして、無碍むげ、無我——から無心にまで澄んでゆくように、樹波きなみの声のうちに、くりかえされているのだった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)