“樹乳”の読み方と例文
読み方割合
ちち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木の裂け目から白い樹乳ちちがながれた、母の乳を思いだしたか、じっと目を注いでいた。母のいない故郷は、山も河もたださびしかった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)