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楡葉
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にれは
ふりがな文庫
“
楡葉
(
にれは
)” の例文
だが、若くして美しかった
楡葉
(
にれは
)
は、亡夫の
讐怨
(
しゅうえん
)
を子の討ちはらしてくれた報告を聞いてから
幾年
(
いくとせ
)
もなく、病の床について世を去った。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幸いに、二人とも、
蘇生
(
そせい
)
した。元より母の
楡葉
(
にれは
)
のほうが
恢復
(
かいふく
)
は早かった。楡葉は気がつくと、寝食も忘れて、子の枕元に坐ったきりだった。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そこからかなり
距
(
へだ
)
てている甚助の家へまで、近頃は、夜になると、最上川の水音より明らかに、彼の狂わしいしゃ嗄れ声が
響
(
ひび
)
いて行った。
楡葉
(
にれは
)
は、共に寝なかった。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
楡
漢検1級
部首:⽊
13画
葉
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“楡”で始まる語句
楡
楡銭
楡木川
楡莢
楡橋門
楡麺
楡樹林子