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椅子
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ベンチ
ふりがな文庫
“
椅子
(
ベンチ
)” の例文
この一個月ばかり千代子はなぜあんなに欝いでいるだろう、汽車を待つ間の
椅子
(
ベンチ
)
にも
項垂
(
うなだ
)
れて深き想いに沈んでいる。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
その
椅子
(
ベンチ
)
が針の蓆か、何かでもあるやうに、幾度も腰を上げようとした。が、距離は、わづかに二間位しかない。草を踏む音でも聞えるかも知れない。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
その
椅子
(
ベンチ
)
が針の
蓆
(
むしろ
)
か、何かでもあるように、幾度も腰を上げようとした。が、距離は、わずかに二間位しかない。草を踏む音でも聞えるかも知れない。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
が、母と青年とは、闇の中の樹蔭の
椅子
(
ベンチ
)
に、美奈子がたつた一人蹲まつてゐようとは、夢にも思はないと見え、美奈子のゐる方へ、益々近づいて来た。美奈子は、絶体絶命だつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
が、母と青年とは、闇の中の
樹蔭
(
こかげ
)
の
椅子
(
ベンチ
)
に、美奈子がたった一人
蹲
(
うずく
)
まっていようとは、夢にも思わないと見え、美奈子のいる方へ、益々近づいて来た。美奈子は、絶体絶命だった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
今まで、美奈子の方へ真直に進んで来てゐた母達は、つと右の方へ外れたかと思ふと、其処に茂つてゐる樹木の向う側に、樹木を隔てゝ美奈子とは、背中合せの
椅子
(
ベンチ
)
に、腰を下してしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
樹木の茂った
蔭
(
かげ
)
にある
椅子
(
ベンチ
)
を、探し当てゝ、美奈子は腰を降した。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“椅子”の解説
椅子(いす)とは、座るため(座姿勢)に使用する道具の総称。
(出典:Wikipedia)
椅
常用漢字
中学
部首:⽊
12画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“椅子”で始まる語句
椅子車
椅子卓
椅子場
椅子山
椅子形
椅子番
椅子鞍