棟数むねかず)” の例文
旧字:棟數
建物はおおむね土倉か、ほッ建て小屋にすぎぬが、棟数むねかずは何十戸かわからない。また、構内の掘割には、荷揚げ場もあり、船倉もあった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
棟数むねかず、深い奥の灯、広いらしいが、どう見ても、いかつい土豪の構えではない。あくまで隠者めかした静けさだった。
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)