“棟庵”の読み方と例文
読み方割合
とうあん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
保は病のために時々じじ卒倒することがあったので、松山棟庵とうあんが勧めて都会の地を去らしめたのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
渋江氏の住んでいた烏森の家からは、存生堂ぞんせいどうという松山棟庵とうあんの出張所が最も近かった。出張所には片倉かたくら某という医師が住んでいた。保は存生堂に駆け附けて、片倉を連れて家に帰った。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)