トップ
>
桔橰
ふりがな文庫
“桔橰”の読み方と例文
読み方
割合
はねつるべ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はねつるべ
(逆引き)
秋の霧の深い朝には、
桔橰
(
はねつるべ
)
のギイと鳴る音がして
茘子
(
れいし
)
の黄いろいのが垣から口を開いている。琴の音などもおりおり聞こえた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
桔橰
(
はねつるべ
)
から水を汲んで、眞ツ蒼に苔の蒸した石疊の井戸端で、米を洗つてゐた赤い襷の乙女は、自分たち
父子
(
おやこ
)
の姿を見ると、周章てて籾を乾した蓆に蹴躓づきつゝ
父の婚礼
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
豪農の家の
樫
(
かし
)
の垣の向こうに
楊
(
やなぎ
)
の生えた小川があって、そこに高等二年生で一番できる女生徒の家があることをも知った。その家には草の茂った井戸があって
桔橰
(
はねつるべ
)
がかかっていた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
桔橰(はねつるべ)の例文をもっと
(2作品)
見る
桔
漢検準1級
部首:⽊
10画
橰
16画
“桔”で始まる語句
桔梗
桔梗色
桔槹
桔梗屋
桔梗旗
桔梗ヶ池
桔皐
桔梗花
桔梗散
桔梗染
“桔橰”のふりがなが多い著者
上司小剣
田山花袋