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桎梏
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かせ
ふりがな文庫
“
桎梏
(
かせ
)” の例文
広い宇宙に生きて思わぬ
桎梏
(
かせ
)
にわが愛をすら縛らるるを、歯がゆしと思えど、武男は
脱
(
のが
)
るる
路
(
みち
)
を知らず、やる
方
(
かた
)
なき
懊悩
(
おうのう
)
に日また日を送りつつ
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
しかも美しく才かしこくして位高き際の人に思はれながら、心の底には其人を思はぬにしもあらざるに、養はれたる恩義の
桎梏
(
かせ
)
に
情
(
こゝろ
)
を
枉
(
ま
)
げて自ら苦み
二日物語
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
あすは、この氷の
桎梏
(
かせ
)
からのがれ得ることを祈る。
世界怪談名作集:09 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃
(新字新仮名)
/
アーサー・コナン・ドイル
(著)
“桎梏”の意味
《名詞》
桎 梏(しっこく)
手枷と足枷。
自由を強く束縛するもの。
(出典:Wiktionary)
桎
漢検1級
部首:⽊
10画
梏
漢検1級
部首:⽊
11画
“桎”で始まる語句
桎