根本もと)” の例文
智慧とか、身分とか、男女なんにょの差とか、そういうものを根本もとにして考えるから、信心もまた、智慧、境遇などに依って、差のあるもののように考えられてくる。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれどもその面白い出来事の根本もとになるその妃の素性がはっきりわからないではつまらないではないか。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)