栗尺角くりしゃっかく)” の例文
ドドドド——ッと、すさまじい地唸じうなりがして、栗尺角くりしゃっかくの殿中柱が、ミリッといったかと思うと、三人の坐っている畳までが、下からムクムクと震動してきて、座にたえぬような恐怖を感ぜしめた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)