柿衣かきのころも)” の例文
ややしばらくありて有のままに日来の宿欝を述すといへども、聖人又をどろけるいろなし。たちどころに弓箭きゅうせんをきり、刀杖をすて、頭巾をとり、柿衣かきのころもをあらためて、念仏に帰しつつ、素懐をとげき。
加波山 (新字新仮名) / 服部之総(著)