柿葺こけらぶ)” の例文
焼夷弾を、どんなものだと思っていたのか、地面から三尺上った柿葺こけらぶきの屋根伏せに、古畳を積んで天水桶を置き、なんのつもりか、地下室の壁に大きな神棚をつくりつけた。
我が家の楽園 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)