柵木さくぎ)” の例文
それと——もっと奇異に感じたことは、小銃を持たない徒歩かちの兵は、ほとんどといっていいくらい、誰も彼も、一本ずつの柵木さくぎをかつぎ、柵を結ぶ縄を併せてたずさえて行ったことである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)