柘榴割ざくろわ)” の例文
足数にして、約十歩ばかり先に、一箇の死骸が、あけになってしているし、ずっと土塀へ寄ったきわにも、頭を柘榴割ざくろわりにされた番の者が、塀の根へりかかったまま死んでいた。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)