柔婉じゅうえん)” の例文
これらの点から判断してこの弥陀画像は平安朝の柔婉じゅうえんな趣味が頭をもたげ始めた時代の最も古い時期の製作かとも思われる。
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
あるいは貧賤なる農夫・傭工ようこう・職人をして権利を保有せしむるの嘆願書となり、あるいは柔婉じゅうえん優美なる婦女をして参政の権を分配せんことを迫るの公訴状となり
将来の日本:04 将来の日本 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)