枕代まくらがわ)” の例文
ぼろに身を包み、こちこちの板の上に横たわり、ふくろ枕代まくらがわりにした老婆は、苦しみもがきながら息を引取った。彼女の一生は、その日その日のとぼしい暮しに、あくせく追われ通しで過ぎたのだ。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)