“まくらがわ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
枕代50.0%
枕皮50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼろに身を包み、こちこちの板の上に横たわり、ふくろ枕代まくらがわりにした老婆は、苦しみもがきながら息を引取った。彼女の一生は、その日その日のとぼしい暮しに、あくせく追われ通しで過ぎたのだ。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
お床を延べましょうかというから、って呉れというと、例の通り戸棚から夜具を出す時、昨夜ゆうべも今朝も手に掛けて知っている筈の枕皮まくらがわの汚に始めて気が附いて、明日あした洗いましょうという。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)