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枕上
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ちんじょう
ふりがな文庫
“
枕上
(
ちんじょう
)” の例文
まず「
枕上
(
ちんじょう
)
」であるが、毎日の仕事に追われた上に、夜なべ仕事でくたびれて、やっと床につく多くの人には枕上は眠る事が第一義である。
路傍の草
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
雨声に至りては怒るに
非
(
あら
)
ず嘆くに非ず唯語るのみ訴ふるのみ。人情千古
易
(
かわ
)
らず独夜
枕上
(
ちんじょう
)
これを聴けば
何人
(
なんびと
)
か
愁
(
うれい
)
を催さゞらんや。いはんやわれ
病
(
やまい
)
あり。雨三日に及べば必ず腹痛を催す。
雨瀟瀟
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
鞍上
(
あんじょう
)
と
厠上
(
しじょう
)
の場合にはこれが明白であるが
枕上
(
ちんじょう
)
ではこれが明白でないように見える。
路傍の草
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「
三上
(
さんじょう
)
」という言葉がある。
枕上
(
ちんじょう
)
鞍上
(
あんじょう
)
厠上
(
しじょう
)
合わせて三上の意だという。「いい考えを発酵させるに適した三つの環境」を対立させたものとも解釈される。なかなかうまい事を言ったものだと思う。
路傍の草
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
“枕上”の意味
《名詞》
枕元。
(ちんじょう)枕に頭をのせている状態。
(出典:Wiktionary)
枕
常用漢字
中学
部首:⽊
8画
上
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
“枕上”で始まる語句
枕上潜垂涙