杜絶とだや)” の例文
友田は握つた女の手を離すと共に、言ひかけた言葉を杜絶とだやした時、またしても電車が来て駐ると共にあたりの人達はざわめき立つて其方へと走り寄る。女も立上つて
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)