李粛りしゅく)” の例文
華雄は再拝して退き、李粛りしゅく胡軫こしん趙岑ちょうしんの三名を副将として選抜し、威風堂々と、その日に、汜水関へと進発して行った。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
汜水関しすいかんのほうからは、たえず隠密を放って、寄手の動静をさぐらせていたが、その細作さいさくの一名が、副将の李粛りしゅくへ、ある時こういう報告をしてきた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
李粛りしゅくが適任でしょう。私とは同国の人間で、気性も分っていますから、大事を打明けても、心配はありません」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
人々がかえりみると、虎賁中郎将こほんちゅうろうしょう李粛りしゅくであった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)