本草図譜ほんぞうずふ)” の例文
岩崎灌園いわさきかんえんの『本草図譜ほんぞうずふ』巻之四十八に、ササユリの一名として、サク(豆州三倉島方言)、イネラ(八丈島方言)の名が挙げてあるが
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
一 市川松莚いちかわしょうえん君この頃『本草図譜ほんぞうずふ』『草木育種』『絵本野山草のやまぐさとうに載する所の我邦在来の花卉かきを集めて庭にゆ。
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
それが岩崎灌園いわさきかんえんの『本草図譜ほんぞうずふ』巻之十七に出ていて「ハナタデ、道傍に多し形青蓼に似て花淡紅色なり小児アカノマンマ」
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
岩崎灌園かんえんがその著『本草図譜ほんぞうずふ』で右先輩の説を覆えし、この杜若なる植物はアオノクマタケラン(ショウガ科に属し支那と日本とに産し暖地に見る)
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
さてこの寄生菌そのものが初めて書物に書いてあるのは岩崎灌園いわさきかんえんの『本草図譜ほんぞうずふ』であろう。すなわちその書の巻九十にアスナロウノヤドリギとしてその図が出ている。
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)