本歌モトウタ)” の例文
囃しヲサめの還し文句の「ながめ」方が、二聯半に結著したのも此頃であつた。さうして次第に、其本歌モトウタなる長篇にとつて替る歩みが目だつて来た。
かうして謡ひ物としての独立性を認められた短歌は、それ自体の中に、本歌モトウタ及び、助歌反乱の末歌スヱウタの二部を考へ出して、ながめ謡ひを以て、間を合せた。