本宜ホギ)” の例文
大歌オホウタの中の本宜ホギ歌なども、日本の地で子を産まぬ雁の卵を見て「ほ」と感じ、「ほ」を見て後に唱へた一種の呪言的の歌である。
雁は、仁徳帝とたけし・うちの宿禰の唱和だと言ふ、宮廷詩本宜ホギ歌の主題となつた。
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)