末頼母すえたのも)” の例文
わたくしは、とう/\末頼母すえたのもしい一人の青年を失った気持に陥りまして思わず手を拳にして、葛岡の肩をはた/\と叩き
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
末頼母すえたのもしく存じ奉候処、右様の次第恐入り奉り候御事に御座候へども、別段歎息の至に存じ奉り候。かつ又国家凶事相続き御経済の程も思ひ痛哭つうこくの至に候。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
家内かないとも「今度はどうも本人に合ったようだ。今からこれ位に行けば末頼母すえたのもしい」