木芙蓉ふいよう)” の例文
硝子戸の外は、木芙蓉ふいようの枯株ばかりが鹿の角のやうに殘つてゐる花壇で、薄い土を高く持ち上げた霜柱が、所々ざく/\と崩れてゐる。
半日 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)