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木板摺
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もくはんずり
ふりがな文庫
“
木板摺
(
もくはんずり
)” の例文
浮世絵はその
木板摺
(
もくはんずり
)
の紙質と
顔料
(
がんりょう
)
との結果によりて得たる特殊の色調と、その極めて狭少なる規模とによりて、
寔
(
まこと
)
に顕著なる特徴を有する美術たり。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
浮世絵はその
木板摺
(
もくはんずり
)
の紙質と
顔料
(
がんりょう
)
との結果によりて得たる特殊の色調と、その極めて狭少なる規模とによりて、
寔
(
まこと
)
に顕著なる特徴を有する美術たり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
伝記の考究は
暫
(
しばら
)
く
措
(
お
)
き、今その板画を見るに北寿は直接に和蘭陀画の影響を受け西洋風の遠近法と設色法と時には光線をも
木板摺
(
もくはんずり
)
の上に転化応用せんと企てたる画工なり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
然るに現代の新しき制作品中、余は不幸にしていまだ西洋の
miniature
(
ミニアチュウル
)
または銅板画に類すべきものあるを見ず。浮世絵
木板摺
(
もくはんずり
)
はよくこの欠陥を補ふものにあらずや。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
然るに現代の新しき制作品中、余は不幸にしていまだ西洋の
miniature
(
ミニアチュウル
)
または
銅板画
(
どうばんが
)
に類すべきものあるを見ず。浮世絵
木板摺
(
もくはんずり
)
はよくこの欠陥を補ふものにあらずや。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
明治十年頃
小林清親翁
(
こばやしきよちかおう
)
が新しい東京の風景を写生した水彩画をば、そのまま
木板摺
(
もくはんずり
)
にした東京名所の図の
中
(
うち
)
に
外
(
そと
)
桜田遠景と題して、遠く樹木の間にこの兵営の正面を望んだ処が描かれている。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
木
常用漢字
小1
部首:⽊
4画
板
常用漢字
小3
部首:⽊
8画
摺
漢検準1級
部首:⼿
14画
“木板”で始まる語句
木板