トップ
>
有象無象
>
うざうむざう
ふりがな文庫
“
有象無象
(
うざうむざう
)” の例文
「ふむ。そしてそれを君や世間の
有象無象
(
うざうむざう
)
に踏んづけさせてくれようと云ふんだね。——有り難う、僕は御免蒙るよ。」
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
驚いた
有象無象
(
うざうむざう
)
、
雪崩
(
なだれ
)
落ちるやうに外へ飛出して了つて、後に殘つたのは、お
雛
(
ひな
)
、お染、友二郎、六兵衞、それに本店から驅け付けた手代のうち、一番縁故の深い
銭形平次捕物控:015 怪伝白い鼠
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
參禪の座でまだ悟りといふ一種の催眠状態に向はない心に世の
有象無象
(
うざうむざう
)
が現はれて來る樣に、三味線の
撥
(
ばち
)
、太鼓の棒、客の顏、藝者の目つき、おいらんの膝などが氣になつて眠られない。
泡鳴五部作:04 断橋
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
有象無象
(
うざうむざう
)
の込み合ふ
中
(
なか
)
を、子供を伴れて
南洋館
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
“有象無象”の意味
《名詞》
有 象 無 象(うぞうむぞう)
有相無相の別表記。
1 から派生して、とるに足りない人々を低くしてひとくくりに呼ぶ言い方。
(出典:Wiktionary)
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
象
常用漢字
小5
部首:⾗
12画
“有象”で始まる語句
有象