月下氷人なこうど)” の例文
両親はすこぶる喜んで早速このよし先方さきへ通ずる、そこで、かたの如く月下氷人なこうどを入れて、芽出度めでたく三々九度も終ったというわけだ。
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
月下氷人なこうどという役がどんなに難かしいものか、第一課でうんと手を焼いてみるがいいや。
ソシテその結婚の月下氷人なこうどは風ダ、それでこんなのを風媒植物と称える。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)