“曩日(さき)” の例文
因って儂ら同感の志士は、これを未萌(みほう)に削除(さくじょ)せざるを得ずと、即(すなわ)ち曩日(さき)に政府に向かって忠告したる所以(ゆえん)なり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
曩日(さき)に政府は卑屈無気力にして、かの辮髪奴のために辱(はずかし)めを受けしも、民間には義士烈婦ありて、国辱をそそぎたりとて、大いに外交政略に関する而已(のみ)ならず
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
内(うち)我が国外交の状態につき、近く儂(のう)の感ずる処を拳(あ)ぐれば、曩日(さき)に朝鮮変乱よりして、日清の関係となり、その談判は果して、儂ら人民を満足せしむる結果を得しや。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)