“暗愚”の読み方と例文
読み方割合
あんぐ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武田の滅亡は、おもとの父、勝頼が暗愚あんぐでおわしたからじゃ。うらむならお許の父をうらめ、馬鹿大将の勝頼をうらむがよい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はこの西欧派的な開かれたをもって、ロシアの現実の蒙昧もうまい暗愚あんぐと暴圧とを、残るくまなく見きわめ見通し
「はつ恋」解説 (新字新仮名) / 神西清(著)
たま/\暗愚あんぐの蛮僧に遇つた為に、好んで、この天与の福を失ふやうな事になつたのである。
酒虫 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)