晩年イリマヘ)” の例文
だから、此楽しげな様子を見て、彼のよい晩年イリマヘを喜ぶ心で、一ぱいになつた。あれだけむつかしい気性であり乍ら、正しい、其から閑雅なよさに幸せられて、よい一生を完結しようとしてゐる。
戞々たり 車上の優人 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)