昇口あがりくち)” の例文
それは窓の戸を啓ける音であった。同時に二階の昇口あがりくちが明るくなった。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
平吉は昇口あがりくちの方を背にして立ちながら何か嗅ぐようにしていた。
春心 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)