“早池峯”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はやちね50.0%
はやいけみね25.0%
ハヤチネ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
附馬牛つくもうしの谷へ越ゆれば早池峯はやちねの山は淡くかすみ山の形は菅笠すげがさのごとくまた片仮名かたかなのへの字に似たり。この谷は稲熟することさらに遅く満目一色に青し。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「はやちね。この早池峯はやいけみねと書いてある山ですね。ええ。」と私は老人に話の先きを促がした。
月見草 (新字新仮名) / 水野葉舟(著)
早池峯ハヤチネ系統の神楽にもある。つまり、日本国中の神楽、或は其他の神事舞ひが、すべて翁・三番叟で統一された。其と同じ理窟で、此等のものが翁・三番叟をもつてゐるのだらう。
根子の番楽・金砂の田楽 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)