日北上ひほくじょう)” の例文
日北上ひほくじょうの極とはいえ、涼風とともに物怪もののけの立つ黄昏時、呼吸するたびに揺れでもするか、薬師縁日の風鈴が早や秋の夜風を偲ばせて、軒の端高く消ぬがにも鳴る。