旅梱たびごり)” の例文
やや勾配こうばいの急な雑木山の道を、大きな旅梱たびごりかついで、こなたに降りてくる人影なのだ。「しめたッ」とばかり、よくも見さだめず、走り寄って、その眼の前へ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)