トップ
>
擲弾
>
てきだん
ふりがな文庫
“
擲弾
(
てきだん
)” の例文
しかし、
擲弾
(
てきだん
)
の距離はしだいに近づいて、すでに法水は、相手の心動を聴き、樹皮のように中性的な体臭を
嗅
(
か
)
ぐまでに迫っていたのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
真黒な合金の
鎧
(
よろい
)
で身体を包み、頭の上には、擬装のため、枯草や木の枝などをつけ、顔には防毒面をはめ、手には剣と機関銃と
擲弾
(
てきだん
)
装置のついた奇妙な形の武器を持ち
二、〇〇〇年戦争
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「喜三郎、貴様は鳥居甚左衛門について自得流の
棒火矢
(
ぼうびや
)
(
擲弾
(
てきだん
)
筒)の法を学んだそうな」
ひどい煙
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
なんで、貴方のような兇猛無比——まるでケックスホルム
擲弾
(
てきだん
)
兵みたいな方が。
唱
(
うた
)
うに事欠いて惨めな
牧歌
(
マドリガーレ
)
とは……。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
“擲弾”の意味
《名詞》
擲弾 (てきだん)
手や擲弾筒、擲弾銃、小銃などに取り付けられた擲弾発射筒などの投射機を用いて発射する近接戦闘用の小型爆弾で榴弾、化学弾の総称。。
(出典:Wiktionary)
“擲弾(グレネード)”の解説
グレネード(en: Grenade)、擲弾(てきだん)は、比較的近距離の人員・資材・装甲車両などを攻撃するため、弾頭に炸薬または化学剤を充填した飛翔体。投擲方法の差異によって、手で投擲する手榴弾と、小銃または擲弾銃で投射する擲弾銃に区分される。
(出典:Wikipedia)
擲
漢検1級
部首:⼿
18画
弾
常用漢字
中学
部首:⼸
12画
“擲弾”で始まる語句
擲弾兵
擲弾用