“撫上”の読み方と例文
読み方割合
なであ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば僧坊に入りてより未だ幾日も過ぎざるに、苦行難業に色黒み、骨立ち、一目ひとめにては十題判斷の老登科らうとくわとも見えつべし。あはれ、厚塗あつぬりの立烏帽子に鬢を撫上なであげし昔の姿、今安いづくにある。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)