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摩滅
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まめつ
ふりがな文庫
“
摩滅
(
まめつ
)” の例文
千古の三国荒れに揉まれ抜いて三角の角は
摩滅
(
まめつ
)
し、青苔が蒸して、彫ってある文字も定かではないが、三つの国は三つの線を描いて、この石のところで出合っているわけ。
煩悩秘文書
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
青年のとき描いた理想が、いわゆる世の中の実際に
擦
(
す
)
れて
摩滅
(
まめつ
)
したこともあまたある。しかし年に較べれば、自分ながらまだ理想を割合い余計に
抱
(
いだ
)
いておるがごとくに信ずる
廉
(
かど
)
もないではない。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
それが熱のために
摩滅
(
まめつ
)
したと見え、文字として残っていたのだ。
三十年後の世界
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“摩滅”の意味
《名詞》
摩滅(まめつ :「磨滅」の「同音の漢字による書きかえ」)
摩擦などによりすり減り、潰れたり、なくなったりすること。
(出典:Wiktionary)
摩
常用漢字
中学
部首:⼿
15画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
“摩滅”で始まる語句
摩滅具合