“提重”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さげじゅう50.0%
さげぢゆう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その隣りの大きい屋敷から提重さげじゅうを持った若い女が少し紅い顔をして出て来た。
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
番頭の庄兵衞は氣をきかして、どこかへ晝飯を誂へたらしく、提重さげぢゆうで御馳走が運び込まれるのを見ると、錢形の平次は滑るやうに小橋屋の裏口から出て、ぼんやりしてゐる八五郎をさしまねきます。