提灯骨ちょうちんぼね)” の例文
青年は、自分のかぶって来た饅頭笠を改めて兵馬に提出したが、これはなんらの文字を書こうとも言わず、それはまた提灯骨ちょうちんぼねで通してあるから墨の乗る余地もないもの。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)