“掬汀”の読み方と例文
読み方割合
きくてい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑誌『中央美術』を経営してゐる田口掬汀きくてい氏がこなひだ京都の衣笠きぬがさ村に画家の土田麦僊氏を訪ねた事があつた。
それに、見遁すことの出来ないのは、その当時、新聞や雑誌の小説のレベルがぐつと下つて、草村北星や田口掬汀きくていの通俗小説が到るところに歓迎されてゐたことであつた。
『蒲団』を書いた頃 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)