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掙
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かせ
ふりがな文庫
“
掙
(
かせ
)” の例文
農は粗服を用い粗食を
喰
(
くら
)
い汗を流し耕作を
掙
(
かせ
)
ぎ、工はその職を骨折り、商人は御
静謐
(
せいひつ
)
の
御代
(
みよ
)
どもに正路の働きにて、
辱
(
かたじけな
)
くも御国恩を忘れざるよう致すべきの処
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
「まったくさ、ドテやゲバを取ろうとって、あくせく
掙
(
かせ
)
ぐ気が知れねえ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
乱世には士は命を的にして働き、農は汗を流し耕作を
掙
(
かせ
)
ぎ
歩役
(
ぶやく
)
を勤め、工はそれぞれ加役に用いられ、商人は武具の外に
調
(
ととの
)
うる物なく、その時に至りて
渡世
(
とせい
)
なく
如何
(
いか
)
よう致し候心得か。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
掙
部首:⼿
11画
“掙”を含む語句
掙了
掙人