振舞ふるも)” の例文
あまりの事にしくしく泣き出すと、こりゃひもじゅうて口も利けぬな、商売品あきないものぜにを噛ませるようじゃけれど、一つ振舞ふるもうてろかいと、きたない土間に縁台えんだいを並べた、狭ッくるしい暗いすみ
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何の苦もないありさまに振舞ふるもうている。
去年 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)