“拿捕”の読み方と例文
読み方割合
だほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「船長。ああいう場面を撮影されちまったんですから、サイゴンに入港するとたんに訴えられ、そこでそのまま拿捕だほされてしまいますぞ」
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
ところへ、貴方が拿捕だほされた『室戸丸』の船長から——それが現在私の夫ではございますが、貴方の遺品かたみを贈るという旨を申しでてまいりました。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
拿捕だほされて旗を降ろすもあるし、そのほかは、帆を逆しまに逃げ出して、さんざんな敗戦に終ってしまった。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)