拠陣きょじん)” の例文
「こよい、祁山きざんの西方に炎々の火光を見る時こそ、蜀兵がわが火計にかかって、その本陣を空虚にした時である。空赤く染まる時を合図として、孔明の拠陣きょじんへ向って突っ込め」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)