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押取刀
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おっとりがたな
ふりがな文庫
“
押取刀
(
おっとりがたな
)” の例文
それを聞くと、西岡は
押取刀
(
おっとりがたな
)
で表へ飛び出した。今夜は薄く曇っていたが、低い空には星のひかりがまばらにみえた。
離魂病
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
小林文吾も
仰天
(
ぎょうてん
)
しないわけにはゆきません。
押取刀
(
おっとりがたな
)
でその場へ駈けつけて見ると、岡村は左の肩から右の
肋
(
あばら
)
を斜めに断たれて、二つになって無残の
最期
(
さいご
)
。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
と
押取刀
(
おっとりがたな
)
で入ってまいりました。お町は
素
(
もと
)
より顔を知らぬものですから、蟠龍軒とは心付かず
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
しかし珍しくここでは伴蔵が志丈のいうことのほうを聞いてかえってしまうため、その晩病癒えた源次郎が
押取刀
(
おっとりがたな
)
で因縁を付けに乗り込んできて後手を食うのはおもしろい。
我が円朝研究:「怪談牡丹灯籠」「江島屋騒動」「怪談乳房榎」「文七元結」「真景累ヶ淵」について
(新字新仮名)
/
正岡容
(著)
と一度に色めき立って、
押取刀
(
おっとりがたな
)
で駈け出そうとしたが
大菩薩峠:39 京の夢おう坂の夢の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
押
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
刀
常用漢字
小2
部首:⼑
2画
“押取”で始まる語句
押取
押取巻
押取囲
押取籠